アナ・ウインター 小話 その13 アナ様、ドキュメンタリー放映決定!!

最近では Vogue 自体の話題よりも、大統領選に関することで話題を振りまいているアナ・ウインター。他国のことだし、そのことについて細かく触れるつもりはありません。ラフ・シモンズによるDior のReady-to-Wear コレクションを着ているし、Vogue誌上ではラフ・シモンズのクチュール・コレクションを「クチュールをストリートに解放した」と書いているので、アナはまだまだファッションのことを考えているはず。

そんなアナ・ウインターおよび Vogue の舞台裏をカメラが記録したドキュメンタリーが放映されることになりましたよ!!

アナはもちろん、またまたグレイス・コディントンなどの Vogue エディターたちも登場。さらには、ニコール・キッドマンサラ・ジェシカ・パーカーマーク・ジェイコブス、ニコラ・ゲスキエール(バレンシアガのデザイナーですよ)まで登場だとか。まったく違ったらうらむぞ!!

「In Vogue: The Editor's Eye」というドキュメンタリーのようですが、これはHBOによって「2012年12月06日」に放映される予定です。もちろん US での放映だから。。。いつ かyoutube にアップされないかな~と首を長くして、「The September Issue」を何度も観て、アナの発音を聴き取れるようにしておきましょう。わりと綺麗な発音だし、聴き取り易く話してくれてますよ。

面白いやつになってるといいな。

思うにアナはファッションの世界ではアイコンではあるけれど、決して映画やドラマの中で映えるタイプではないよね。アナは映画スターのようにスクリーン映えしたり、モデルのようにその写真一枚だけで全てを物語れるような人ではない。けれど、その生き様を経て、アナにしか表現出来ない「アナ・ウインター」と、「US Vogue」 を頂点としたファッションビジネスという緻密なメカニズムをつくりあげた。それは20年以上機能し続けているものであって、褒めたたえるに相応しいと思う。

それをローレン・ワイズバーガーは理解できずに「プラダを着た悪魔」にした訳だけれど、それはそれで気持ちは分かる。どうも、メリル・ストリープはその辺の事情を理解していながら、あえて、あの鬼編集長ミランダを演じていたらしい。プロだな、この人は。

個人的には「プラダを着た悪魔」よりも「The September Issue」が百倍くらい面白かった。比べるものじゃないですけどね。

だから、ドキュメンタリーで ”アナ・ウインターは実際にどんなことやってんの?” ってのを観ると、心をそそられるんだよね。働いたことのある人なら分かるんじゃないでしょうか?