DIARY: 2023年06月11日マンチェスターシティ チャンピオンズリーグ優勝した

サッカーは日本代表の試合を観るくらいなのだけれど、今シーズンはW杯もあったのでかなりの試合を観ていた。加えて、昨シーズンの劇的なプレミアリーグ制覇もあってマンチェスター・シティの試合は観ていた。なぜなら、プレミアリーグ制覇の際にものすごく嬉しそうだったから。それは選手だけでなく、ファンもスタッフも皆同じくらいの感情で喜んでいたから。自分の仕事をしていても、目標達成したところで、喜ぶような機会なんかなくて会社ってちょっと冷めているところもあって、こんなに感情を表現できるなんて、というところで試合を観ていた。

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そして今朝方ついに、ペップ・グアルディオラが遂にバルセロナ以外のチームでチャンピオンズリーグを制覇した。

ペップは監督としては明らかにもっともすごいサッカーを体現しているのに、なぜかチャンピオンズリーグだけ勝てなかった。リーグ戦のように30試合以上の長丁場であれば、チームのクオリティが浮き彫りになるけれど、1回負ければそこで終わりのようなトーナメント戦だとうまく力を発揮できないようなイメージがった。

なぜかだけれど、そういう能力ある人やチームが壁を乗り越える瞬間に心惹かれる、というか乗り越える瞬間をみたくなる。明らかにペップは監督として圧倒的に能力があって、だれよりもすごい。それが誰にでも分かるように証明されたような気がする。反論される余地というのは常にあるのだけれど、能力ある人ほど、批判の標的にもなりやすい。そんな中でわかりやすく結果を出すというのは至難のわざだったりする。

試合前、シティの選手たちは気合いが入っていたし、それは過剰にも感じられた。ギュンドアンですら肩に力が入っているようだった。世界最高峰の舞台で戦う人たちはプレッシャーを扱う術も知っていると思っていた。けれど、そんなことなくてこの舞台でちゃんと緊張し、ちゃんと戸惑い、ちゃんと精一杯考えて、ちゃんと体力の限り走って身体をぶつけて試合をした。ペップが知力を尽くして戦術をしっかりと練り上げれば試合に勝てるわけではないのを知っていて、ひとつひとつのプレーをやるだけなのを知っていたし手を抜かなかった。バルセロナではメッシが解決してくれたことを個々のプレーで戦うことで勝利につなげた気がする。

ということで、おめでとうマンチェスター・シティ