テイラー・スウィフトがApple Musicに自分のスタンスを示したのは記憶に新しい。そして、今度ノエル・ギャラガーもAppleに噛みついた、というかノエル節を披露した。
Photo credit: alterna2 via VisualHunt / CC BY
ストリーミング隆盛の時代になったことについて 、ノエルは悲しいそうです。
ノエル:
「レコードを買う時代が終わったと言うなら、おれは悲しくなるね。レコードを買う、信じるっていう時代は終わったのさ。時代は変わって、音楽は金を払って貸し借りするものになったんだ。金があれば、誰の音楽にもアクセスできる。所有する時代は過去ものになってしまったね。時代の移り変わりってことだけど、悲しい限りだね」
Apple Music が立ち上げたラジオ局、Beats 1についても話が及びました。
ノエル:
「Apple Music、世界のラジオ、ジョージ・オーウェルみたいなくそったれなことが起こっているってことだろう?」
ノエル:
「どうやったら、そんなに傲慢なことがが言えるんだ?『われわれは世界のラジオ局だ』なんて言うとはね。おれに携帯電話にまで進出してくるのかよ。キンクスはオンエアされるのか?『ノエル・ギャラガー セレクション』でもあるなら、おれは聴くけどね」
ノエル:
「だいたいさ、このアイデアもどうなのかね?月10ポンド払ってさ、『う~む、今日はJazzを聴きたい気分だな』ときたら、他人がすすめる曲を聴くんだ。自分で曲を選らばないんだからさ、おれには理解できないよ」
さらに、「Connect」という、アーティストが今なにをしているかフォローできるサービスまでいくと最高です。
ノエル:
「あのさ、どこの誰が今、アーティストがなにやっているか知りたがるんだよ。おれの愛するザ・スミスはそんなことでおれたちを困らせることはなかった。一度もね。なぜなら、おれは連中が何やっているかなんてひとつも知らなかったからな。ツアーに出ているか、どっかに引っ込んでいるかのどっちかだったよ。そんで、ある日アルバムを出す」
「おれたちは『何てこった、すげえアルバムだ。何て名前なんだ?誰も知らねえ』ってことになるんだよ」
「トム・ヨークが今やっていることに興味なんてあるか?マジな話、そんなバカいないだろ。今のおれについて知りたい連中がいるとしたら、おれはちょっと気味わるいね」
自分で考えないようにするのがAppleがやりたいことな気がするけどね。ユーモアにも欠けている、クールってのはユーモアがあることなんだよね。
ほんと、自分の頭で考える人には生きにくい世界になっていくな~と最近思うよ。
ノエルも、みんな自分の頭で考えないことに気づいていて、そこを暗に強調するよう話を組み立てる。対比構造を作り上げて存在を際立たせるのはノエルの得意技で、これによってある種の反抗、反対意見を集約した、コミュニティを形成することが出来る。
そしていつの間にか、Don't look back in angerは、National Anthemになっていくんだよな。
ノエル・ギャラガーの方がAppleより、ユーモアがある分だけ、クールだと思う。
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