ノエル・ギャラガーと3つのAll You Need Is Love

さてさてどこまで書いたっけ、という感じでノエルのブログは始まるよね。ついにU2と共演を果たしたノエル、これまでにノエルの関わった「All You Need Is Love」を紹介しよう。

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Photo credit: pacomexico via Visualhunt.com / CC BY

その①ノエル・ギャラガー唄うぞ
このバージョンは結構凡庸に感じる。ノエルがヴォーカリストとして開花する前の出来ごと。ジョン・レノンの60歳記念トリビュート。ハイライトは1:20のところでリアムがビールを呑んでいるシーン。まだまだこの頃のリアムは「居る」だけですべてを圧倒する存在感を放っている。輝きが失われるのは早い。

その②ポール・ウェラー師匠と
もうこのバージョンは本当に本当に最高としか言いようがない。バンドとしての一体感にはやや欠けるけれど、先人の残した偉大な歌を自分たちのものとして演奏できる力量はミュージシャンだなぁと感服する。単にギターや歌が上手いだけでは絶対に足りない何かを埋められるんだ、この人たちは。 Teenage Cancer Trust での出来事。ポール・ウェラーノエル・ギャラガージョン・レノンの曲でつながっていると思うと感慨深い。ビートルズの曲の懐の深さを体感してしまう。

昨今のテイラー・スウィフトギャング団が行っているステージ上にビッグゲストを呼んでコラボして勝手にSNSとかいろんなところで拡散させるぜキャンペーンのあおりか、U2の「I Still Haven't Found What I'm Looking For 」に遂にノエルが参戦。ほとんどボノの唄声にはかなわずだけれど「おお、ノエル・ギャラがーが唄っている」ということで何度も聴いてしまう。曲が終わるとボノが唐突に「All You Need Is Love」を唄い始める。この人はどんな曲でも「ボノ」として唄える力量があって、あのリズムを外すことなくそれでもU2版の「All You Need Is Love」にしてしまう。言葉にするとこうだけれど、実際に聴くと同じこと出来る人は世界でも数えるくらいしかいない。



そしてこれらを聴いた後にオリジナルを聴くと、やっぱレノンすげ~となる。本当にどこがどうすごいのか分からないけれど、すごいんだよね。たぶんある種の確信なんだろうけど、伝えられるんだよな。

ところで、ボノの髪型は個人的に史上最悪にかっこ悪いんだけど、どうですか?ボノ!かっこよくなってくれ。