Oasis のリアムと、Beady Eye のリアム

かつて、Oasis という偉大なバンドがありました。そのフロントマンは誰にも縛られない若さと自由を象徴し、謎めいていて、トラブルメーカーで、それでも皆に愛されていました。(この言い回し、Gossip Girlみたいだな。。。) 

f:id:atsushka:20200229221847j:plainPhoto credit: freschwill via Visual hunt / CC BY-SA

リアムなんだけど。これは人は変わる、変われるんだっていう話です。
 
Oasis の初期のころはさておき、Oasis にいる間、リアムは何歳になろうともリアムで、問題のあるシンガーで、ノエルの弟で、何だかいつだって訳が分からなかった。

そんな説明じゃ分からん、どんな感じですか~?

と訊かれたら、こんな感じです、というインタビュー動画があります。良く良く知られている、リアムとノエルに好きなもの嫌いなもの10個づつ質問しているものです。これには日本語字幕がついているので、分かりやすいですよ。

 

まずはノエルからいってみましょう。
「10個か~」と指折りをしながら考えます。ひとつずつ考えてるのが分かる。ちょっとした間で目を上に向けているしぐさで「ノエル考え中だな」ってのがみてとれます。良い人なんだよな、基本的に。グリーン・デイのファンが嫌いとか、いつもこんなことばっか言ってんなこの人(笑)

 

次にリアムのをみてみましょう。
まずもって、動画の尺がノエルの半分くらいしかない!!好きなもの、ポンポンポンと出てくる。「まず、俺だな」とか。頭に浮かんだものをそのまんま出しちゃう、ダダ漏れだけど何か文句あっか?みたいな感じで好きなものが終わります。

 

嫌いなものは?「マンデー・ナイトのファン」と字幕では出ていますが、これは「マンチェスター・ユナイテッドのファン」の間違いでしょう。それはさて置き、10個ともマンチェスター・ユナイテッドのファンだよ、それだけだ。で終わり。

 

リアム、質問に答えてないし!!!答える気がまったくないし!!!

 

それが最高!!質問されてそれに答える?あほか?「あの」リアム・ギャラガーにまともなことを期待する方がおかしい!!リアムは何からも自由な存在だから良いんだよ!!

 

そう思っていたのが、Pretty Greenをはじめて、Oasis は解散してしまって、リアムは Beady Eye のフロントマンになりました。そして、Pretty Green の世界展開なんかしてしまって、そんなリアムは。。。この動画で。。。

www.youtube.com


し、質問にきちんと答えてる!!しかも、相手の質問を繰り返すという、まるで心理学が教えてくれそうなことまでしてしまって!!

 

「俺が猫派か犬派か?だって?」なんて繰り返さなくていいんだよ、あんたはリアム・ギャラガーなんだから。あほかこの人。

 

この質問でちょっとだけ、ノエルみたいなウィットを効かせているところがあります。

 

「The reason I wore a parka on stage at Summer Sonic an' it was so hot is 'cos I'm actually cool as fuck.」

サマー・ソニックでおれがパーカーを着ていた理由だって?そりゃ「hot」だったからだ、おれはマジで「cool」だからな。

 

ノエルみたいなこと言うな、リアム。

 

個人的には

 

「How to look as cool as me? You have no fucking chance, mate.」

 

が好きかもしんない!!このセリフが決まるのはリアムか007か、キース・リチャーズかそんなもん。

 

ということで、質問に答える気のなかったリアムは質問に答えるようになりました。最初に書いたように人は変わるんです、変われるんです。リアムにも出来たんなら、おれにも出来ると思いませんか?

 

おまけ
2005年のV Festival のインタビューもあってこれも何なんだか!!リアムはマイク手に持っているけど、マイクまったく関係なし!!インタビュアーの女性、胸出し過ぎ!!世の中面白い方が得!!!