自分もいい歳になってくると、色々思うこともある。
お給料をあげたり、プロモーションしたい旨を聞いたりするのだけれど、それには実は秘策がある。成果を出しましょうとか、ちゃんとゴマをすりましょうとか抽象的なことではなく、具体的な秘策がある。これはできると必ずプロモーションする、もしくは転職などで優位なポジションにつくことができる。
秘策とは何か、これはいくら言ってもできる人は出来るし、できない人は出来ない、もっと正確に言えば軽くみてやらない。
ではもったいぶらずに秘策を書くとこうだ。
- 今書いているメールの分量を1/3にする
これだけ。
できる人とできない人で分かれる。
これは法則なのだけれど、経営者に近くなればなるほど、メールの内容が簡潔になってゆく。ごちゃごちゃと長いメールを書く人ほどずっと同じ仕事をしてクオリティが向上しない。おそらく努力する方向を間違えているのだ。
簡潔なメールは要点がしっかりしていないと書くことができない。なのでメールを短くするというのは要点がしっかりと絞られている。
長いメールを書く人はそのメールの中で自分の事情を7割ほど書いて、残りの3割で相手にして欲しいことが書いてある。そのため、相手に読解力と読解する時間が必要になる。結果として相手がお願いに応えてくれるまでに時間がかかり、クオリティも下がる。
そもそもどうして欲しいのかがはっきりさせられてないのにメールを書くのだ。
- 誰に
- 何を
- いつまでに
が書かれていれば十分なのだけれど、それ以外のことがつらつらと書いてあることがほとんどで、もうこれはちょっとしたお手紙なんじゃないかというようなメールを送る人もけっこういる。
自分でもこのアドバイスをするのだけれど実行する人は居ない、ほとんど居ないではなくて、居ないのだ。
みんな仕事で成果を出した方が早くお給料が上がると勘違いしていて、そこから抜け出すことが出来ない。自分がやっている仕事の質を直接上げようとする。より深い分析をしたり、より納得感のある資料を作成したり、より成果の出る方法を選択する決断をしようとする。なのでいつまでも同じクオリティのラダーをぐるぐるすることになる。
マイクロソフトは売上を上げる要素としてカスタマー満足度が最も重要なものと気がついた。なので、カスタマー満足度を上げることにすべてのエネルギーを注ぎ込むという。
実際のところ勝負は結果や成果を決定づける要素を的確に見いだすことがほんとんど全てと言って良い。そこが分からないで行われる努力は無駄でしかない、意味はほんとうにない。アホなブログがTwitterにでも書くのがせいぜいってところだ。
なので、やってみて欲しいけどね、「今書いているメールの分量を1/3にする」ってやつを。