MOVIE: 今さらAmazonでセルヒオ・ラモスのドキュメンタリー観た

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Photo credit: ElHormiguero on Visualhunt.com / CC BY-ND


今さらだけれど、セルヒオラモスのドキュメンタリーを観た。演出にまみれているのでドキュメンタリーとは言えないかもしれない。最近のレアルマドリーはラモス居ないと守備もガタガタで負けが込んでいる。勝者にはふさわしいメンタリティがあるのかと思い、つい観てしまった。

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ちょうどドキュメンタリーも監督がジダンからロペデギに代わり、クリスティアーノ・ロナウドユベントスへ移籍をし、レアルマドリーが勝てなくなった時期だった。

だから試合に勝ってトロフィーを掲げるドキュメンタリーにはならない。

負けが続くと批判にされされる。そこで何度もラモスが口にすることが「サッカーは勝つことがすべて」だ。

勝てばすべてOKというわけではないけれど、プロは勝たなければ始まらない。勝ってはじめてその価値を証明できる、特にレアルマドリーのような勝利を義務付けられたクラブではそうだ。勝つこと以外に意義を見出そうとする類のビジネスではないのだから、やっぱり勝つことがすべてなのだと思う。

「勝つことがすべてではない」という考えもある。それでも世界のサッカーのトップコンペティションではどのチームも勝つことを目指して勝負に挑むし、何度でも勝とうとする。だから、このサッカーの世界では勝つことがすべてなのだと思し、勝つことで見える世界は全くと言っていいほど別物なのだろう。

もう一つ、プロである限りは勝つための試合をみせない限りではプロではないのだろう。少なくともヨーロッパサッカーはショーの要素よりも勝負の要素を価値として提供していると思う。モウリーニョとか勝つことが大好きらしいのだけれど、そうであればプロ選手としての経験はなくとも、プロの監督にはふさわしいのだ。勝てば記録、歴史に残る。そうでなければ埋もれてしまいます。

ラモスはセルフブランディングでこのドキュメンタリーをつくったようだけれど、なかなかのメンタリティがないとそんなこと出来ない。勝てばどうにかなる、ということが頭にあるように思う。強気ですよね。