身体で聴く音楽、心で聴く音楽

たまにランニングするのだけれど、走っている間は音楽を聴く。ここのチョイスは重要で、ノラ・ジョーンズなんか聴いていると、走ること自体がどうでもよくなってしまう。やっぱりロックを聴くと身体は反応するし、筋肉も動きやすい。

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Photo credit: xiquinhosilva via VisualHunt.com / CC BY

自分なりに試行錯誤した結果、最近ランニングすときには、ローリングストーンズかブラーを聴くようにしている。

思うにストーンズの音楽は、理屈っぽくなくて身体に直接響いてくる。なのでちょっとおばかっぽいけど、実用的で洗練され過ぎていない強さがある。音楽を身体で聴いている感じがするので、余計なことを考えずに身体が動くのだ。素晴らしい。

歌詞もへったくれもなく、ギターとベース、ドラム、パーカッションまですべてをミックスして身体に響かせると「あぁ、ストーンズを聴いている」という感覚になる。 

そう、音楽は色々部分で聴くものだ。

ビートルズなんか、これはもう「心で聴く」というのがしっくりくる。彼らの音楽はギターでゴリゴリのものは少なくて、記憶の中とか思い出とかに届けるように出来ている。つまりは頭ではないところに届く。

そう考えると、偉大なミュージシャンは頭以外の何処かにその音を届けるものだ。

・キーン
真面目くんな頭で聴く

純粋で無垢なエネルギーの塊になって聴く

U2
心で血が流れている場所で聴く

・キラーズ
映画、ホリデーのメグ・ライアンな気持ちで聴く

未来で聴く

クソやろうモードで聴く

カニエ・ウエス
よう分からん

・オアシス
今の自分を聴く

・エルヴィス
エルヴィスで聴く

なので、エルヴィスは偉大で、好きなのはオアシスだなぁ(笑)