なぜOasisを聴くのか、それはライブで唄いまくりたいから。かつてOasisは世界最高のバンドだった。世界最高のバンドは世界最大規模のライブを演るものだということが1995年～1996年のOasisチームの課題だった。
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そこでOasisはスタジアム規模のライブを世界各地で繰り広げて、数えきれないほどの大合唱を巻き起こし、人々の身体にOasisの規模感を植え付けることを行った。そのいくつかは克明に記録されて、現在の丁寧につくりこまれたアーティストと比べると信じられないくらいラフでエネルギーの塊を感じることができる。
その完成系がネブワースでのライブだったわけだけれども、ネブワースよりもすごい瞬間はいくつもある。メインロードもそうなんだけど、このダブリンでのWonderwallを聴いて欲しい。彼らが最強の時代のスナップショット的出来ごとのこと。
Wonderwallでノエル・ギャラガーはいつものようにアコースティックギターでイントロを始める。そして歌詞の一行目を唄うと残りをすべて観客に任せた。観客は驚くべきことにノエルの声なしにすべて唄いきってしまう。
This is HISTORY！だよ本当に。その場に居たかったなぁ、とはまさにこのことだよ。
