IDENTITY: テイラー・スウィフト摂食障害を告白する

テイラー・スウィフトNetflixであたらしいドキュメンタリー公開されますね。待ちきれないとしか言いようがない、なぜなら暇だから。その名も「Miss Americana」。どんな内容なのかは不明だったけれど、Teen VogueとVarietyが記事書いてて、これがなかなかだった。

f:id:atsushka:20150623203519j:plainPhoto credit: marcen27 on Visual hunt / CC BY

テイラーは摂食障害を経験していたらしく、その話題についてもドキュメンタリーの中に収められているらしい。たしかにで「1989」のころと「Reputation」のころだと身体つきがまるでちがう。「Shake It Off」と唄いながら、めちゃめちゃ気にしていたらしい。

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18歳のときのことで、わたしは覚えているの。初めて雑誌の表紙を飾ると、ニュースで「18歳で妊娠?」と書かれた。たしかに下腹部が平らにはみえない衣装をきていたのよ。わたしはそれを罰とうけとったの。それから撮影に行くと「まあ、サンプルサイズが入るなんてすごいわ!たいてい代替品を用意しなきゃならないのよ。でもランウェイで使ったものをそのまま着せられるなんて」みたいなことをしていたの。そして頭の中でやったなんてなるの。何度もそれが起ると、すべてを称賛とこき下ろしへ結びつけてしまうの、自分の身体でさえね。

これはけっこうなことだと思う。ちまたに溢れる、お金を稼ぎましょうとか、人生うまくいかせましょう、も同じようなコントロールメッセージを垂れ流して、これにやられてしまうのに似ている。マジいらない。自分の感覚よりも周囲からの評価を優先してしまうと、色々な歯車がくるいはじめる。そうなると身体なんて超精密機械なのだから、ちょっとしたことで不調をきたすようになる。

「1989」のころはショーをやるとき、こんな感じだったとか。

ショーの合間か終わりには気絶するのだろうと感じていたわ。今はわかるの。ちがうのよ。きちんと食べて、エネルギーを蓄える、強くなれる。ショーもうまくやれるし力を奪われることもないの。

今やテイラーは体重増加についても気にしていないらしくこんな感じだそう。

サイズダブルゼロではなくて6だということを受けれているの。

ダブルゼロの時代には何かがおかしいことに気がつかず、なにか言われることへの防御のためこうだったそう。

何を言っているの?もちろん、食べるものは食べているわよ。たくさんのエクササイズもしているわよ

でも実はエクササイズだけして食べていなかったとか、ちょっと悲劇。

まあ、これはあまり他人ごとでもなくて、生きていれば何らかの不安やもっとこうなりたいとか、コントロールしたいことが出てくる。それをさもコントロールできますよ、ってメッセージで罠にはめようとしてくるシステムがあって、気を抜くとそこに落とされてしまう。自分の感覚を信じることをやめない方がいいよね、なんて思うこともある。

テイラー・スウィフトですら、8件家を所有していて、年収200億円を稼ぎ、4,000万枚以上の売上を誇り、1.3億の楽曲ダウンロードをさせ、映画俳優の恋人もストーカーまでいる、あのテイラー・スウィフトでさえ悩みがあるなんて、日々なにをしようかと考えなくなるなぁ。答えは下手に出さないのがよいのです。