DIARY: ノエル・ギャラガ―日記 (Vol.2): - Promos, Border Police and Pretentious Breakfast|10 November 2011

ノエル・ギャラガ―の自分とそれ以外のものとのスタンスの取り方は一つのお手本でもあった。近すぎず、遠すぎず、それでいてプロモーション的なことは忘れない。彼はOasisが売れるためには何でもした。それでOasisは売れた、良い曲を書くことと同時にとにかくプロモーションをした。カート・コバーンもレコード会社に自分たちがどれだけ素晴らしいバンドかを知らせる手紙を書いて送りつけたらしいが、基本的にはそういうことが大切なんだと思う。

そして、ノエルはネタをきちんとつくる。観察者なんだよね。

f:id:atsushka:20110512085651j:plainPhoto credit: pacomexico on Visual hunt / CC BY

 

よう、みんな。

 

昨日のギグはちょっとおかしかったよな?前の日より良くなかったな。なぜだかは不明だよな、ノリきれなかったんだよ。

毎回最高なものにできるわけじゃないからな。

カナダのみんなには、アディオスもしくはオゥ・ホゥヴァアと言いたいね。ギグに来てくれてありがとう、また会おうだな。

今朝、朝食をオーダーしていたんだけど、ちょっとおかしいことに気づいたんだよ。大げさな変な名前のついた朝食メニューがあるの知ってる?「パワー ブレックファースト」(もっとパワーが欲しい人のための朝食か?)、「ヘルシーブレックファースト」(朝食を食べない人のためのものか?)。こんな感じ。

あとから思うとなんだけれど、めちゃくちゃいいものかどうか試してみればよかったメニューが1つあったな。

「THE FAST AND FURIOUS BREAKFAST」ってやつだね。(「速くてこんな感じだったかな。おれはトイレにも行っていないからな。激烈なブレックファースト」みたいな感じか。。。ハカをやるような連中のためのものかな)。
*ハカ(Haka)は、ニュージーランドマオリ族の民族舞踊。 主に男性が踊る。ラグビーニュージーランド代表オールブラックス)は試合前にハカを披露する。

 

OK、ハカの構成要素だよな。基本的には、コーヒーでできているんだよ、それだけさ!とにかく、おれはその朝食を試さなかった。おれはゆるやかなスピードで満足しているんでね。

 

午後にアメリカへのフライトだった。入国審査との果てなき戦いを繰り広げることになったよ。


Rozzer(警察官):今回の訪問の目的は?


俺:この国と国民を愛するためさ、彼らも同じくらいに愛し返してくれるまでね。


Rozzer(警察官):行ってよろしい。

俺:サンキュー。


ニューヨークにいる、世界で最高の街だよな。来週までは、ここでギグはしない、ただの乗継ぎだよ。2日間におよびぎっしりとしたプロモーションをやった。スケジュールをみたけれど、アホみたいだったよ。クソみたいな12時間もプロモーションだったんだからな!!!みんなこれ以上何を知りたいんだよ。

実際にさ朝7時に「VH1 LIVE BREAKFAST」とかそういうものがあった!!!おれは驚かなかったね。フィルムクルーが起こしに来てさ、楽しく輝いた人間みたいなのがインタビューに来るわけ。おれはマンシティーのキットに身を包んでグラノーラを食べているんだぜ。実際には起こりもしないことを確認するんだよな。

*VH1はテレビ局で、これはテレビ局での演奏のこと。

 

明日はデイヴィッド・レターマン ショーで演奏する、楽しみだよな。

ベストな演奏するだけさ、そうだろ?

 

またな。

 

GD

 

HUFFPOSTで読める

==================

もう今や、ライブなんてできないけれど、車に乗ったまま集まったりすればできるんだろうなって思う。車のフロントガラスにステージ映像をプロジェクションすれば出来たりね。なんか、Oasisくらいまでは音楽に身体性があった気がするので、それは失われてしまいそうだ。Oasisのライブは体力を極限まで使う。そして、どれだけ疲れていても、「Champagne Supernova」と「Don't Look Back in Anger」は唄って帰るってもんだった。そういうことがあったんだよね。